両調査会社のデータの差について、レノボは昨日、「統計データの選択に差があり(ワークステーションの販売台数を含めるか)、順位に変化が生じた」とするコメントを発表した。
HPも同日、「PC市場シェアに関する一部の報告書は全面的でない。IDCのデータには非常に重要なワークステーションが含まれており、より全面的だ」とするコメントを発表した。
◆レノボが急成長
レノボが世界一のPCメーカーとなったかについて、両調査会社の調査結果は異なっているが、同社の成長率がライバルのHPを上回ることは確かな事実だ。
IDCのデータによると、レノボの今年第3四半期のPC出荷台数は前年同期比10.2%増となったが、HPは16.4%減と急激にシェアを落とした。業界3位のデルは14%減、4位のエイサーは9.6%減となった。
ガートナーのデータによると、レノボの今年第3四半期の出荷台数は前年同期比9.8%増、HPは16.4%減、デルは13.7%減、エイサーは10.2%減となった。
レノボの楊元慶董事長(取締役会長)兼CEOは11日、「両調査会社の分析データは、当社が持続的かつ力強い成長を維持しており、当社の成功方式が依然として効果を発揮していることを裏付けた」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年10月12日