◆中国経済の成長率、予想値を下方修正
欧州債務危機の悪化、新興国の成長率の鈍化を受け、世界経済の先行き不透明感が強まっている。
IMFが9日発表した報告書は、世界経済が減速するリスクが増加しており、懸念材料が存在すると指摘した。IMFはこれと同時に、2012年の中国経済成長率の予想値を7.8%に、2013年を8.2%に下方修正した。これらの数値は7月の予想値をそれぞれ0.2ポイント下回った。
貿易・投資・消費を、経済をけん引する「三頭立て馬車」と位置づけてきた中国経済は今年、大きな課題に直面している。今年1-8月の中国の輸出入額が前年同期比6.2%増にとどまり、年間目標の10%を大きく下回った。第3四半期の中国のGDP成長率について、多くの調査機関は低下を続けると予想している。
「人民網日本語版」2012年10月12日