国際エネルギー機関:中国が石油製品輸出大国に

国際エネルギー機関:中国が石油製品輸出大国に。

タグ: 石油製品 輸出 IEA 石油市場

発信時間: 2012-10-16 14:46:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国際エネルギー機関(International Energy Agency,IEAと省略)はこのほど、現在世界二位の石油消費国である中国は今後、石油製品の新たな輸出大国になるとの見通しを発表した。実現する前提は、中国が石油精製能力の向上計画を順調に進めることであるという。

IEAが発表した中期石油市場報告によると、アジアと中東地域で石油製品の輸出が増加している原因は、石油精製能力が向上しているからで、需要が下がっているからではない。中でも、中国、インド、サウジアラビアはリードする製油能力を有する。

IEAによると、中国がすべての関連計画を順調に推進し、需要の伸びがIEAの予測したとおりに鈍化すれば、中国企業の国際市場での石油精製、貯蔵、ふ頭、物流などの分野に参与する度合いが高まることにともない、中国は少なくとも一定期間、石油製品の輸出大国になると見られている。今後五年間で、世界の石油蒸留装置(CDU)の生産能力は1日当たり700バレルまで引き上げられ、増加率は石油需要の増加を上回ると見られている。先進国の石油生産能力の低下は、中国と中東を始めとするアジア各発展途上国の生産能力の拡大をやや相殺すると予測される。

IEAによると、世界の生産能力の向上にともない、2017年の石油精製工場の平均稼働率は2006-2008年の83%から79%まで下がると見込まれる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月16日

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