露・欧 武器輸出加速へ
ロシアは現在、世界55カ国に武器を輸出しており、開発途上国・後発開発途上国に福音をもたらし続けている。インドの武器輸入額のうち、ロシアが80%を占める。ベトナムはロシアにとって世界5位の輸出相手国であり、ベトナムへの輸出額は増加傾向にある。
ロシアは2012年、132億9300万ドル(世界の19%)の輸出額により、世界2位の武器輸出国となる見通しだ。
2012年に入ると、欧州の主要各国は武器輸出規制を緩和した。自国の防衛需要が少ないため、軍隊は小型化に向かい発展している。欧州では武器の内需が不足している。これに欧州債務危機による財政難が加わり、武器の外需刺激が議事日程にあげられた。
英国国防省は今年より、政府の武器輸出に対する支援を強化し、輸出許可の申請手続きをスムーズ化している。欧州航空宇宙防衛産業協会(ADS)が実施した調査によると、申請手続きの遅れにより、英国企業は2009年下半期から2010年上半期にかけて、少なくとも3600万ポンドの潜在的な収益を失った。
ドイツの週刊誌『デア・シュピーゲル』は、ドイツは欧州の他社と競合する本国企業を支援するため、厳格な武器輸出規定の緩和を検討中だと報じた。
日本 新たな武器輸出国に