業界関係者は、北米日産を対象にした今回の両保証金徴収による日産車の中国での販売への実際の影響は大きくないと指摘する。中国市場では現在、同社からの輸入数は非常に少ないからだ。
日産の輸入車を専門に扱う広州市内の販売店に20日問い合わせたところ、同店のクエスト、GT-Rいずれも日本製で、米国製は扱っておらず、非正規輸入ルートでなければ両車種の「米国版」は販売していないだろうとのことだった。
中国での販売は主に中国内の合弁メーカーが牽引しているため、中国は昨年12月から米国から輸入される排気量2.5リットル以上の乗用車やオフロード車に対して反ダンピング・相殺関税措置を実施した。GM、BMWなど対象メーカーは中国での販売全体への影響は大きくないとしている。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年10月21日