中国工業情報化部は11月29日、2012年1―10月の電子情報製造業の動向を発表した。2012年に入ってから、中国の電子情報製造業の成長率は引き続き減速傾向にあるものの、「安定的経済成長の維持」に向けた政策の効果が現れるにつれ、安定に向かう動きも見られる。生産額の成長率が小幅上昇し、業種の収益率はいくらか好転している。第4四半期、中国の電子情報製造業は回復に向う見通しだ。30日付中国証券報が伝えた。
中国工業情報化部のデータによると、2012年1―10月、一定規模以上電子製造業の付加価値額は前年同期に比べ11.3%増加し、伸び率は3カ月連続で11―15%台を保っている。売上高は同10.7%増の6兆8657億元で、伸び率は1―9月に比べ0.3ポイント拡大した。うち10月単月の売上高の伸び率は前月に比べ1.8ポイント拡大。
しかし、電子情報製造業全体の収入と利益の伸びは依然楽観視できない状況である。第一に業種全体の収入の伸び率は、四半期を追うごとに減少している。業種全体の収入の伸び率は第1四半期が10.7%、第2四半期が8.3%。第4四半期が7.7%で、徐々に鈍化していることがわかる。また、業種全体の利益は尚もマイナス成長が続いている。2012年1―9月、業種の利益は前年同期比6.5%減(下げ幅は1―6月より7.5ポイント縮小)。加えて、企業の生産・経営コストが高止まりしている。1―9月、業種全体の主要業務のコストは前年同期比8.7%増の5億4125万元(収入の伸び率とほぼ横ばい)だった。
11月29日,工信部发布今年前10个月电子信息制造业运行情况。今年以来,我国电子信息制造业经济增长延续减速态势,但随着稳增长政策措施逐步见效,企稳态势有所显现。生产增速小幅攀升,行业效益有所好转。预计四季度我国电子信息制造业将呈现企稳回升态势。
工信部数据显示,1-10月,规上电子制造业增加值同比增长11.3%,连续3个月保持在11%-11.5%区间;实现销售产值68657亿元,增长10.7%,比1-9月提高0.3个百分点。其中,10月份销售产值增速比上月提高1.8个百分点。
但全行业的收入和利润增长仍不乐观。一是全行业收入增速逐季下滑。前3个季度全行业销售收入增速分别为10.7%、8.3%、7.7%,呈逐步放缓态势;二是全行业利润仍为负增长。1-9月全行业利润同比下降6.5%,降幅比上半年收窄7.5个百分点。三是企业生产经营成本居高不下。1-9月全行业主营业务成本54125亿元,同比增长8.7%,与收入增速基本持平。