国際決済銀行(BIS)がこのほど発表したデータによると、11月の人民元の実質実効為替レート指数は109.64となり、10月より1.58%上昇した。同月、人民元基準値が6.3017で始まり、6.2892で終了し、変動が激しいものとなった。17日付中国証券報が伝えた。
交通銀行の連平チーフエコノミストは、「中国の労働生産性は今後持続的に上昇し、国際収支が黒字を維持し、穏健な金融政策が堅持され、外貨準備高が高位で推移することや内外投資収益差・金利差の存在が、人民元レート上昇を招くが、大幅な元高は発生しない。中長期的に見ると、人民元レートは双方向に変動しながら、小幅に上昇する可能性が高く、概ね安定を維持する」と指摘した。
国际清算银行日前公布的数据显示,11月人民币实际有效汇率指数为109.64,较10月份微升1.58%。11月份,人民币中间价震荡走高,当月6.3017开盘,收于6.2892。
交通银行首席经济学家连平表示,未来我国劳动生产率持续较快提升、国际收支保持顺差格局、货币政策以稳健偏紧为主、外汇储备总量高企以及中外投资收益差和利差的存在,必将导致人民币升值,但不会大幅升值,中长期基本稳定、双向波动、小幅升值的可能性较大。
「中国証券報」より 2012年12月17日