市場動向を「待つ」——中国国内株式市場は大幅に下落し、ここ半年、ほとんどこれといった反発も見られない。個人投資家は市場の反発、さらには次の上げ相場を待ちわびている。
チャンスを「待つ」——こと市の不動産市場は昨年の調整の傾向が影響していたが、不動産価格は紆余曲折に富み、上がり下がりの予測が難しい。購入者は市場がはっきりするのを待っている。純金市場は今年、あまり輝かなかった。投資家は貴金属市場が再び活気を戻すのを待っている。今年人民元は再び上げ調子だったが、海外投資の為替リスクも増大しており、投資家は最高の海外投資チャンス到来を待っている。
2012年度の候補となった漢字をみてみると、茫洋とした感じが否めない。だが、その他の漢字と比べ、「等」(待つ)は受身の中に主体的な動きを秘め、悲観の暗さの中に楽観が隠されている。どうしようもない中にも希望を抱いているのがわかる。つまりは、投資家は次の一手を「待っている」のだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月21日