2012年通年の市場流動性の変動を振り返ると、年初の季節的な資金緊迫、上半期の持続的な金融政策の実質的な緩和を経て、市場の資金面は全面的に適度緩和の状態に入った。外国為替資金残高は期待されているような強い回復を見せていないが、公開市場における正確な調整・抑制に導かれ、市場の資金コストは長期的に低水準を維持している。アナリストは2013年の市場流動性の状況について、「マクロ経済が回復軌道に乗り、物価上昇の要因が少ないことから、金融政策は依然として安定を維持し、市場の流動性が全体的に緩和する見通しだ」と指摘した。外国為替資金残高の変化は、資金面の全体的な状況に対して、不確定な影響をもたらす。21日付中国証券報が伝えた。
金融コンサルティング会社Windのデータによると、12月20日現在で、来年の公開市場では計1兆340億元の中央銀行手形(Central Bank Bill)が満期を迎え、2012年通年より3000億元増加する。また最新のデータによると、来年は1月のみで2300億元の逆現先(買戻し条件付売買)が満期となる。2013年の公開市場の、基本通貨に対する支援は、2012年を大きく上回る。