12月26日、中国財政部ウェブサイトに李勇・財政部副部長の発言が掲載された。それによると、李副部長「短期的には、中国経済が底打ちして安定傾向に向う兆しは、徐々に明確になっているものの、中・長期間における潜在成長率の鈍化傾向が好転することは難しい」と指摘している。27日付中国証券報が伝えた。
潜在的なリスクを見ると、金融分野に潜むリスクが高まっている。中国銀行業の貸付残高は急速に増加し、新規貸付も増加し続けている。銀行貸付資産の大部分のが完全な経済周期を経験しておらず、潜在的なリスクがやや高い。特に、不動産及び関連業種のリスクと地方融資プラットフォームにおける資産と負債の期間のミスマッチなどのリスクは依然存在しており、金融分野のリスクマネジメントの圧力となっている。
「中国証券報」より 2012年12月27日