ドイツのエコノミストは、新興工業国のGDPは今年初めて先進国を抜き、中国が世界経済のけん引車になると予想した。
ドイツ紙『ディ・ヴェルト』は13日、「観測筋は2013年が歴史的なターニングポイントになる」と伝えた。西側の先進国のGDPが世界全体に占める比率は初めて50%を下回り、新興工業国(中国、ブラジル、インド、ロシア、インドネシア)が台頭し、これにメキシコ、パキスタン、トルコ等の発展途上国が続く。これらの国のGDPは世界全体の50%以上を占める見通しだ。これは過去100年間で生じたことのない現象だ。
上述したかつて「第三世界」と呼ばれた国家の人口増加率は先進国を上回り、労働生産力の急増を促す。新興工業国全体のGDP成長率は、平均4.5%に達する。中国はすでに世界2位の経済大国になっており、新興工業国経済のけん引車になることは間違いない。エコノミストは、今年の中国のGDP成長率が約8%に達すると予想している。一方で専門家は、ユーロ圏のGDP成長率を0.3%と予想しており、悲観的だ。ブラジルは伝統的な工業国のイギリスに代わり、世界6位の経済大国になるだろう。