この対策の対象となる地域はこのたび霧靄に覆われた地域と基本的に一致する。
長年にわたり中国の環境保護産業に注目してきた先駆的な環境保護サイト・谷騰環保網の王新星総経理(社長)もまた、この計画によって、環境モニタリング機器だけでも百億元規模の市場が誕生すると指摘する。
昨年11月初旬に、国内初の大気の複合汚染を対象としたハイレベルモニタリングステーションが広東省で始動した。王総経理の分析によると、十二五に基づき、大気の質のPM2.5をめぐるモニタリングだけでも、全国に1500カ所のモニタリングステーションが設置される見込みだ。これにより20億元を超える大気モニタリング機器の調達市場が誕生し、関連機器の市場規模は100億元を超えることが予想されるという。