◆海外の資産移転先 香港・米国・シンガポール
中国人富豪の資産は、2012年に海外移転を加速した。海外資産を持つ人の比率が25%に達し、2011年より8ポイント上昇した。中国人富豪は海外で、不動産・株式を購入している。
中国人富豪の資産移転先は、香港・米国・シンガポールに集中しており、同3地に中国人富豪の海外資産の60%が集中している。
高所得者の6%はすでに移民を完了しており、その他の大多数は依然として中国本土の公民だ。
移民は中国人富豪の最もホットな話題となっており、彼らの多くはすでに子女を海外に送り出している。欧米と比べ、アジア太平洋の香港やシンガポールが、文化的・距離的な優勢を占めている。
香港には本土の高所得層家庭の海外資産が最も集約しているが、近距離で言葉が通じることが重要な要素となっている。また子女の留学・移民の需要により、米国が2位、カナダが3位の海外資産集約地となっている。しかし中国人は法律・文化をよく理解しておらず、資産移転の興味に一定の影響を与えている。中国人、特に私営企業の経営者等は、欧米各国の法律・政治・文化の知識が不足している。そのため香港・シンガポールは、中国人により良いサービスを提供できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月16日