報道によると、シャープはテレビ工場の運営子会社「南京シャープ電子」のすべての株式を、年内にレノボに売却する予定だ。また開発と販売を担当するその他の子会社もレノボからの出資を受け、合弁会社化する。双方は今後50%ずつ出資し、今月内に覚書に署名する見通しだ。今後販売されるテレビ商品のブランド名は、「SHARP Aquos」を使用し続ける。両社は将来的に、東南アジア・中南米等の市場を共同開拓する構えだ。
シャープは現在、マレーシアのテレビ工場売却について、台湾の電子機器EMS企業の緯創資通(Wistron)と交渉を進めている。南京・マレーシア工場の売却額は、合計で約300億円に達する見通しだ。シャープの海外テレビ工場は、世界最大のEMS企業である鴻海(ホンハイ)精密工業に売却される予定であったが、交渉が膠着状態に陥った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月22日