カナダの時事週刊誌『Maclean's』のウェブサイト1月27日付の記事「中国は世界をどうやって救うのか」によると、駐中国米国大使館は先週、北京市の大気汚染指数を「有毒」から「極めて不健康」に引き下げた。マスクをして濃霧の中を行き交う、数百万に上る中国の労働者にとって、この些細な引き下げは何の気休めにもならない。大気汚染によって、北京市では建設工事の一時中断が相次いでおり、学校は屋外での活動を中止し、政府系メディアまでが珍しく、批判の声を上げている。
汚染は中国の国際的なイメージを損なっている。しかし、この深刻なスモッグの裏で、環境汚染に苦しむ中国に、世界の代替エネルギー産業が一筋の光を見出している。先週、深刻な大気汚染を受け、中国のグリーンエネルギー関連銘柄の株価は上昇、中国政府が環境保護産業により一層多くの資金を投入することに人々は期待している。