優酷の利用者に関する内部データによると、モバイル端末利用者はパーソナルコンピューター(PC)利用者よりも集中レベルが非常に高い。PCとの操作性の違いから、モバイル端末利用者は動画を一時停止したり、閉じたりする率が非常に低く、広告の表示効果も相対的に高いという。
同データによると、モバイル端末利用者の中心はホワイトカラーのサラリーマンと学生で、高い消費力を備えたホワイトカラーは最新型のモバイル端末を喜んで購入する傾向があり、動画サイトの有料サービスの潜在的なお得意様だ。こうした点から考え、動画がモバイル化に向かうのは必然的な流れだといえる。
ある業界関係者によると、マルチスクリーン時代の到来に合わせて、モバイル端末による動画の利用規模が増大し、市場シェアが拡大するかどうかは、モバイル端末のデザインや使い勝手によって決まる部分が大きいという。