B株問題を解決するため、1カ月近く売買を停止していた麗珠医薬集団は先般、B株のH株転換計画を発表した。同集団は、既に発行されているB株の上場市場を変更し、公募・売り出しによる資金調達を伴わない「紹介上場」の方式で、香港聨合交易所(SEHK)のメインボードに上場し、香港に上場する国外上場外資株(H株)へと転換する。これにより、麗珠医薬集団は、中国コンテナ大手の中国国際海運集装箱集団と不動産開発最大手の万科に続き、B株のH株への転換計画発表した第3社の上場企業となった。医薬品セクタでは初である。31日付中国証券報が伝えた。
告示によると、麗珠医薬集団は、B株の株主に対し、H株に転換を希望しない場合は、現金での買い取りを選択できるように進めており、買取価格は29.72香港ドルで、B株取引停止前の2013年1月4日の終値23.80香港ドルに対して5%のプレミアムを乗せた水準である。
「中国証券報」より 2013年1月31日