中国、石炭など4業種の低炭素技術開発への資金支援を強化
中国国家発展改革委員会(発改委)は4日、同委がすでに各地と各関連業界協会あてに、3月20日までに石炭、電力、建築、建材にかかわる低炭素技術の開発と産業化関連のモデルプロジェクトにおける資金需要に関する申請書を同委に送るよう求める文書を下達したことを明らかにした。5日付中国証券報が伝えた。
発改委は、「石炭、電力、建築、建材などの重点業種での低炭素発展の実現を目標とし、技術開発と応用モデルプロジェクトを依拠し、重点分野における省エネ・汚染物質排出削減に寄与するクリーン生産技術の進歩を図り、在来産業の低炭素技術の開発と産業化の加速化を促し、持続可能な発展に導く」という構想を打ち出している。
業界筋は、「発改委が最近、産業改造や省エネ・汚染物質排出削減関連プロジェクトの申告を頻繁に要求しており、これらプロジェクトの実施に伴い、資金支援を得ている資源節約と環境保護に関連する企業の業績改善も期待できる」と指摘する。
「中国証券報」より 2013年2月5日