インドを懐柔し、経済発展の質的向上を支援して共同で「中国の脅威」に対応しようと、最近、日本はインド鉄鋼業向けに17項目の最新省エネ技術提供を決定した。
日本放送協会(NHK)によれば、ここ数年、インド経済は急速に発展しており、インド経済の質的な発展を向上するため、日本とインドは莫大なエネルギー消費をしている鉄鋼業向けの省エネ技術の提供について合意に至った。
今後2050年まで、インドの鉄鋼の生産量は大幅に増加、年間生産量は現在の5倍になると見込まれている。現在、インドの鋼鉄業界は重油、電力などを莫大に消耗しており、省エネルギーは重要な課題となっている。
このような状況の下、日本の経済産業省はインドの鉄鋼業界の省エネを進めるため、日本の鉄鋼業界団体とインド政府関係者で会談を行い、日本とインドは、日本からインドへの17項目にわたる省エネ技術供与について合意に至った。これには、製鉄所で発生する熱エネルギーや天然ガスによるリサイクル発電など、大幅に電力消費を軽減できる技術も含まれている。
日本は、今後、今回の合意に基づいてインドに技術者を派遣し、設備導入などの支援を提供し、インドの省エネ支援に着手する。
この会議に出席していたインドの鋼鉄省次官補は「現在インドの鉄鋼業界は拡大、近代化の方向で発展を進めているが、エネルギー消費量が多いことが問題になっており、日本の先進技術でこの問題を解決したい。」といっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月8日