シンガポール観光局大中華区の周振興代表は「2011年、中国人観光客のシンガポールにおける1人あたり消費額は1337シンガポールドル(約1081ドル)に達した。ちなみに、2002年にはこの額はわずか467シンガポールドル(約377ドル)であり、過去10年間で3倍に増加したことになる」と語る。
タイのあるシンクタンクの報告によると、タイでも中国人観光客の消費水準は高まっており、1日あたり消費額は4600バーツ(約154ドル)に達しているという。
カナダも中国人に人気の観光地となりつつある。バンクーバー国際空港免税店の店員によると、春節・メーデー・国慶節など中国の休暇期間における売上高はここ数年、同店の年間売上高の約2割を占めているという。