中国人民銀行(中央銀行)は19日、8カ月ぶりにレポ取引による売りオペ(資金吸収オペ)を実施した。今週の公開市場操作で、中国人民銀行の純資金回収額が記録的な9100億元となった。22日付中国証券報が伝えた。
アナリストは、中央銀行による大規模な純資金回収は銀行システムにおける流動性が過剰気味となっていることと関係していると指摘する。輸出の大幅増加と世界的な流動性過剰の影響を受け、1月の中国の外貨買い入れ額も引き続き大幅増となるだろう。今週の9100億元に上る純資金回収は、1月の外貨買い入れ額の上昇と関係している可能性もあるという。市場では、1月の外貨買い入れ額が再度1000億元を突破する見込みで、最大6000億元になる可能性もあると見られる。
「中国証券報」より 2013年2月22日