中国移動(チャイナ・モバイル)は27日、広東省広州市と深セン市の両地域で同時に最大規模となる4G(第4世代移動通信システム)商用サービスの実証実験を開始した。2年の歳月を費やし、中国移動は既に広東省における国内最大規模の4G規格の「TD-LTE」通信ネットワークの構築を完了しており、広東省と香港間の4Gネットワークによる双方向データローミングも本格的に始動する。28日付中国証券報が伝えた。
2012年、中国移動香港はTD―LTEとFDD LTEの融合ネットワーク(異なる形式の4G規格による融合ネットワーク)の構築を実現し、LTEネットワークの双方向ローミングを達成したことを発表した。この度、中国移動が広州市と深セン市の両地域で最大規模の4Gネットワークの実証実験を開始したことで、広東省、深セン市、香港の3地域の利用者は今後、ローミングによる4Gネットワークの共有やセットプランの利用が可能になり、広東省と香港間の「4G双方向ローミング時代」の到来を迎える。
「中国証券報」より 2013年2月28日