河北省の環境保全部門も、打開のために動き出しているので、そのうちに石家荘市などにも青空がもどってくるものと信じている。しかし、鉄鋼業、セメント工業などかなり深刻な問題を抱えている業種もあるので、短時日には解決できそうにないことも確かだ。
北京市も、北京オリンピック開催以後、青空の日がつづいて、ホッとした時期もあったが、さいきん、またスモッグの日が続くようになっている。北京市は暖房などの燃料の天然ガスへの切り換えをほとんど終えたので、これでもう大丈夫と思っていたところ、今度は急速なモータリゼーションによって排気ガスによる大気汚染が問題となり出した。関連当局はすでに解決に乗り出しているので、そのうちに好転するだろうが、モータリゼーションはさらに進むので、少しでも気を緩めれば、もとのもくあみとなりかねない。