英紙「金融時報」が5日に伝えたところによると、中国はすでに米国を抜いて世界一の石油輸入国になったという。「国際金融報」が伝えた。
米国エネルギー省がまとめた速報値のデータをみると、昨年12月現在、米国の石油輸入量は一日あたり平均598万バレルに低下し、1992年2月以来の最低を更新した。一方、中国税関がまとめた統計をみると、中国の同月の石油輸入量は一日あたり612万バレルまで上昇している。
米シティグループの大口商品アナリストで石油輸入をめぐる変化をいち早く発見したエリック・リー氏によると、米国は今、エネルギーの独立に向かって大きく足を踏み出しており、背景として米国国内の石油生産量がシェールガス革命に後押しされて大幅に増加し、原油の輸入需要が低下したことがあるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年3月6日