2月、中国鉄鋼業の国内受注が増加
中国物流購買連合会鋼鉄物流専門委員会が先般発表したデータによると、2月の中国鉄鋼業購買担当者景気指数(PMI)は58.9%で、前月から大きく上昇し、2011年3月以来の最高水準となった。6日付中国証券報が伝えた。
中国聯合鋼鉄網の胡艶平氏は、このデータが国内主要鉄鋼企業を調査した結果であり、実態に合致している。2月、国内受注が増加した原因は、川下企業が3、4月分の仕入れを積極的に行った結果であり、鉄鋼価格のさらなる上昇に備えたものであると見られる。しかし、鉄鋼市場の先行き見通しについて、胡艶平氏は、「生産能力と在庫水準がずっと高止まりしているため、主要鉄鋼製品には5―10%の価格低下の余地がある」と述べ、悲観的な見方を示した。
「中国証券報」より 2013年3月7日