中国商務部の陳徳銘部長は8日全人代の記者会見で、「中日韓自由貿易協定・FTA交渉が、台湾海峡両岸経済協力枠組協定・ECFAの基準を超えることはない」と表明した。
陳部長は記者会見で、台湾の記者からの質問に答えて、「台湾の企業家や市民が中日韓FTA交渉に注目するのは、当然のことだ。現在進行中の中日韓FTA交渉では、全体的な枠組みやモデルなどを議論しているのは、今後の具体的な問題に関する交渉を円滑に進めるためである。しかしその後の具体的なタイムテーブルはまだない」と強調した。
陳徳銘部長また、「大陸と台湾間のECFA交渉は比較的順調に進んでいる。台湾の中小企業と広範な市民の利益、特に農家の利益が十分考慮されるにちがいない。そして両岸の間の比較的高いレベルの自由貿易協定がまもなく締結されるだろう」と述べた。
「中国国際放送局日本語版」より 2013年3月10日