中国華能集団、中国華電集団など中国の5大電力グループが、天津市における天然ガス発電プロジェクトに一層力を入れる方針であることが先般、明らかになった。天津市の計画では、2015年までに、同市での5つの天然ガス発電プロジェクトの完成が目指されている。14日付中国証券報が伝えた。
天然ガスの中国の一次エネルギー消費量に占める割合が絶えず拡大しており、クリーンで環境に優しい天然ガス発電のメリットもますます認識されるようになった。2012年末以来、政府関係部門が相次いで天然ガス発電支援政策を打ち出している。
業界関係者は、「十二・五(第12次五カ年計画、2011―2015年)期に、天然ガス発電が黄金期を迎え、天然ガス発電所の大規模建設によるガスタービン、排熱回収ボイラの需要が150億元前後になると見られる。関連上場企業も利益を受けることになる」との見方を示している。
「中国証券報」より 2013年3月14日