林国本
このところ、北京や河北省一部地域のPM2.5(微小粒子状物質)などによるものとみられる大気汚染が注目を浴びており、国外の新聞でも取り上げられている。中国では環境保全部門の人たちがすでに対策を練り始めているし、一般市民の間でも関心が持たれている。
今回の全国人民代表大会、全国政治協商会議でも代表、委員たちがさまざまな角度から議論している。中国ではよく、いろいろ議論され始めれば、解決も近い、といわれているが、今回の大気汚染は経済の急速な発展、モータリゼーションの大発展とも関連があるようなので、力を入れて取り組む必要がある、と思う。
先般、関係している団体のミーティングで郊外のリゾート地に一泊してきたが、夜、リゾート地の中を散策していて、夜空に輝く数多くの星を目にして、もう十年間以上も見たことがないなあ、と感嘆したのを今でも覚えている。