銀監会が先ほど発表した「2013年大手銀行監督管理業務要点」は大手銀行に対して、信用リスク変化のすう勢(特に不動産・建機など経済周期変化と密接に関連する業種)、および製鉄・非鉄金属・コンクリート・石炭化学工業・造船・風力発電設備・太陽光発電などの生産能力過剰業種に特に注目するよう求めた。
中国の監督管理層に詳しい関係者は、「監督管理機関は大手銀行に対して、貸付先の業種構造、貸付期限と集中度に注目し、貸付の5段階分類を徹底し、資産の質を真に反映するよう求めた。各行が系統性・地域性リスクの予防を主要課題とし、予防・抑制を強化し、各種リスクに対して早期排除・発見・警戒・報告・処理を行うことが要求されている」と述べた。
銀行関係者は、「上述した9大業界について、銀行側は事前に手配を完了している。各行は現在、不動産企業の与信枠を慎重に調整している。また不動産開発企業に対してリスト制管理を実施し、企業の回収資金についても特別管理を実施し、適時に借金返済に充てさせるように取り組んでいる」と語った。