中国国家外匯管理局(外匯局)は、先般発表した『2012年中国国際収支報告』で、2013年の中国の国際収支の黒字額が2012年より増加するとの見込みを示す一方で、一時的な資金集中流出の可能性は否定できないと指摘した。8日付中国証券報が伝えた。
世界経済が構造調整期にある状況下で、経済の低成長と金融市場のレバレッジ解消が続いていること、保護貿易主義が台頭していることなどが、中国の輸出拡大と外資導入額の維持で、大きなマイナス要因となっているが、中国は経済発展モデルの転換と構造調整のペースを速めると同時に、内需を拡大し、消費による経済成長の牽引の強化を図っていることで、輸入の増加が加速する見込みだ。