4月9日、中国A株市場の希土類(レアアース)永久磁石関連セクターの上昇が目立ち、取引終了時には、4.31%の大幅な上昇となった。
日本では先般、東京大学の研究チームが小笠原諸島の南鳥島近海の海底から高濃度のレアアース(希土類)堆積物を発見したとの報道があり、中国レアアース学会専門家チームの徐広堯氏は「この報道は扇動的なものであり、中国のレアアース産業をけん制する狙いがある」と指摘した。
国金証券のアナリスト、楊城笑氏は「現在、供給過多が深刻で、レアアースの価格には依然、大きな圧力がかかっている。しかし、コストが低いため、生産のよる利益は尚も期待できる。今後、レアアース産業のチャンスは、産業の統合再編、大手レアアース集団の編成から生まれる」との見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月10日