中国の農業関連企業・万福生科や酒造企業・勝景山河の粉飾決算など、上場企業による悪質な事件が発生したことを受け、監督・管理層は証券仲介機関への監督を強化している。複数の業界関係者は、南部にある著名な投資銀行が証券仲介業務の3カ月の業務停止処分を受けることになると話した。証券仲介機関が業務停止処分を受けるのはこれが初めて。10日付中国証券報が伝えた。
この業務停止処分は証券仲介機関にとって、これまでで最も厳しい処分となる。当該投資銀行が証券取引の仲介をしているIPO(新規株式公開)審査中の企業数十社はIPO申請の取り下げを余儀なくされ、上場を延期せざるを得なくなる可能性がある。