先般中国国家統計局が発表したデータから、短期間内における中国のインフレ懸念はなくなった。しかし、3月の生産者物価指数(PPI)の前年比での下げ幅が拡大したことは、国内の需要不足を示しており、中国の経済回復のペースダウンが伺える。10日付中国証券報が伝えた。
今後の中国の金融政策の方向性について、専門家は、「景気回復がペースダウンしている中、金融政策が大幅に引き締められる可能性はなく、金利と預金準備率の調整の可能性も小さい。政府は金融環境の安定を維持するため、当面中立の方針を堅持するだろう」と指摘している。
「中国証券報」より 2013年4月10日