これまで長らく、楊董事長はヒューレット・パッカード(HP)について言及することが多く、聯想の市場シェアをHPと比べることが多かった。PC市場が縮小するのに伴い、聯想はアップルとサムスンが新たなライバルであることをしっかりと認識するようになった。
IDCがこのほど定義した「スマート設備」市場の中で、伝統的なパーソナルコンピューターが占める割合は30%前後にとどまった。現在、アップルの市場シェアは22%、サムスンは20%で、聯想は6%に過ぎない。楊董事長は、「はっきりとわかること、選択の余地のないことは、われわれの主なライバルはHPやデルといった伝統的なPCメーカーから、サムスンやアップルのような、よりイノベーション精神に富んだ、偉大と呼びうるPCプラスアルファのメーカーに変わったということだ」と話す。