中国核工業集団公司が独自に研究開発し、100%の知的財産権を持つ先進的加圧水型軽水炉「ACP1000」の基本設計が28日、承認された。専門家は、ACP1000の技術と安全指標は世界の第3世代原子炉と同等の水準に達しており、設計と建造の国産化を実現できるとの認識で一致した。
ACP1000の開発においては、世界の第3世代原子炉技術の先進的理念を十分に参考にし、福島第1原発事故の経験と教訓を活かし、世界における最先端の法的基準を満たしている。
中国核工業集団公司はすでにACP1000の基本的な安全分析報告と設計をまとめおり、現在施工設計に取りかかっている。年末には着工の条件が整う予定で、最初の原子炉プロジェクトの国産化率は85%以上を目指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年5月2日