消息筋によると、H株の発行に当たって、5月6日にロードショー(機関投資家向けの会社説明会)のプレゼンテーションを開始する中国銀河証券が、第1陣となる6社の中核的投資家(コーナーストーンインベスター)を決定したことが分かった。中核的投資家に選定されたのは、アジア保険大手のAIAグループ(友邦保険)、マレーシア政府系投資ファンドのカザナ・ナショナル(大馬国庫)、中国保険大手の中国人寿、政府直轄国有商社の中国通用技術集団、国有資産管理会社の中国信達資産管理、中国生保大手の生命人寿で、海外投資家による応募の割合が53.6%に達し、市場の予想を上回った。6日付中国証券報が伝えた。
銀河証券は、4月に香港証券取引所で上場ヒアリングを行い、ここ最近のH株市場で最も注目を集める大型IPO(新規公開株)である。中核的投資家のリストから見ると、海外投資家は中国証券業に対し、極めて大きな期待を寄せており、中でもAIAグループとカザナ・ナショナルの応募額は1億5000万米ドルに達している。
「中国証券報」より 2013年5月6日