アジア開発銀行年次総会が4日、インドの首都ニューデリーで開催され、中国の朱光耀・副財政副部長が代表団を率いて出席した。
会議では、アジアの経済構造改革や、地域経済一体化協力の強化、エネルギー対策、及びアジア開発銀行の内部構造改革などの議題をめぐって突っ込んだ討議が行われた。
朱副部長は「中国は世界の主要経済国が実施している量的金融緩和政策の溢出効果に緊密に注目している。日本は長期的なデフレから脱却するためには、金融緩和策だけでなく、経済構造の調整を並行させるべきだ」と指摘した。更に、アジアの経済発展について、朱副部長は、「地域間の協力強化、資金力の増強、構造改革の強化」という3項目の提案を行った。
「中国国際放送局 日本語部」 2013年5月5日