中国移動(チャイナモバイル)と中国聯通(チャイナユニコム)が携帯電話ゲームの分野で、初めて料金計算のカベをうち破った。両社は2日、料金計算のカベを取り払って融合させた携帯電話ゲーム業務をうち出すことを共同で内外に発表した。双方のユーザーは今後、料金計算方式の違いに患わされることなく、相互のアプリ店舗で携帯電話ゲームをダウンロードできるようになる。「京華時報」が伝えた。
両社のこのたびの協力では料金計算の融合をはかるシステム商品「Touch-Pay」がうち出され、これまでお互いのユーザーが料金計算方式の違いによって相互のアプリ店舗でゲームアプリを購入できなかった状況が改善された。今後は中国移動の携帯電話ゲーム拠点または中国聯通のアプリ店舗・沃商店に接続すれば、どちらのユーザーもゲームをダウンロードして利用することが可能になる。同システムではユーザーの所属するプロバイダーを自動的に識別して料金を計算するようになっており、ゲーム開発業者は1カ所に商品をアップするだけでよい。また同システムはプロバイダー独自のルートやインターネットのルートを通じた各種の料金計算方式をすべてカバーするという。
両社の関連部門の責任者によると、このシステムはユーザーにとって便利なだけでなく、ゲーム開発業者にとってもより大きな利点がある。一つの携帯電話ゲームアプリがどこかのアプリ店舗にアップされ、そこでの審査に合格すれば、自動的に別の店舗にアップする「資格」が備わることになり、開発業者の支払うコストが低下し、ゲームをアップするまでにかかる時間が短縮されるからだ。
「人民網日本語版」2013年5月5日