米ドル指数の5営業日連続低下による刺激を受け、人民元の対米ドル相場(中間値)は5月初の営業日に、為替相場改革以来の最高値を更新した。5月2日の人民元の対米ドル相場(中間値)は126ベーシスポイント高の1ドル=6.2082に達し、今年に入って以来最大の上昇率を記録した。上海証券報が伝えた。
人民元の対米ドル相場(中間値)は3営業日連続で上昇しており、今後の元高を予想する声が高まった。業界関係者は、「米ドル指数の持続的な低下は、人民元相場が昨日急上昇した直接的な原因だ。中長期的に見ると、資金の大規模な流出を防ぐため、人民元相場は上昇傾向を維持するだろう」と予想した。
金融問題専門家の趙慶明氏は、「米ドル指数が上昇している場合、人民元は比較的に安定するが、米ドル指数が低下している場合、人民元の上昇率が高まる。この法則には現在変化が生じていない。昨日の中間値の大幅な上昇は、中国国内市場のメーデーによる休暇、国際外国為替市場における持続的なドル安による影響を受けたものだ」と分析した。