米ドル指数は4月25日より5営業日連続で低下しており、同日最高の82.94から5月1日の81.33まで低下した。わずか5営業日で、1.9%低下した計算になる。
趙氏は、「今年の経済基本面は昨年より好転しているが、これは元高を支える基本面の要因になっている」と指摘した。統計データによると、人民元の対米ドル相場(中間値)は4月だけでも481ベーシスポイント上昇し(0.77%高)、単月としては今年最大の上昇幅を記録した。
人民元相場の大幅上昇の持続は輸出にとって不利だと懸念されているが、4月の元高の持続的な進行により、市場では元高を予想する声が高まっている。NDF(ノンデリバラブル・フォワード)市場を見ると、1年物NDFレートの低下ムードが収まっており、均衡化に近づいている。