中国検索エンジン最大手の百度は7日、国内のオンライン番組配信企業の「PPSネットテレビ」のオンライン番組配信事業を3億7000万米ドルで買収し、2012年に過半数の株を取得した同じくオンライン番組配信の「愛奇芸」と統合すると発表した。「愛奇芸」の創始者であるゴン宇CEOは、双方は相互補完性が比較的強く、事業統合はわずか30日で完了すると話している。8日付中国証券報が伝えた。
これは、インターネット動画サイトの「優酷」と「土豆」の統合に続く、オンライン番組配信事業の大規模な再編案件である。百度の投資M&A業務を担当する企業発展部の湯和松マネージャーは「百度がPPSを買収し、愛奇芸と統合することによって、両社合わせたユーザーの利用時間とモバイルユーザー数はいずれも業種トップとなる」と述べた。
「中国証券報」より 2013年5月8日