中国の西蔵(チベット)自治区政府は先般、会議を開き、交通インフラ施設の飛躍的な発展を図るため、2020年をめどに域内道路総延長が11万キロ、一級およびそれ以上の道路の総延長が1200キロ以上になるという目標を打ち出した。計画では、2020年までの道路建設投資が2000億元に上る。現在、チベット自治区の各地で、交通インフラ整備プロジェクトの実施が加速化している。8日付中国証券報が伝えた。
アナリストは、「交通インフラ整備が今後のチベット発展の要となる」と指摘し、投資総額が2000億元に上る交通インフラ整備計画により、チベット全域における道路建設ブームがいよいよ始まるとの見方を示している。また、今後、チベットの近代化した道路ネットワークの形成に伴い、域内の観光、資源開発と優位産業が急速な発展を遂げ、関連上場企業も受益すると見られる。
「中国証券報」より 2013年5月8日