フランクリン・テンプルトン北京事務所の王一文首席代表は7日、「当社の調査によると、中国人投資家は今年の投資収益率を13.2%と予想している。また68%の投資家は2013年の株式市場の活況を見込んでいる」と語った。
フランクリン・テンプルトンが7日に発表した世界投資家調査の結果によると、中国人投資家は今年および今後10年内に、中国が最良の株式・固定収益投資チャンスを提供するとし、米国とカナダが2位につけた。投資家の68%は、今年のA株市場が上昇のすう勢を示すと見ている。
昨年の同数値は11%のみだったが、今年は68%に急上昇した。これは投資家の主観的な期待ムードを反映したものだろうか。王氏は、「昨年の世界主要国の株式市場のうち、中国が特に低迷していた。今年は多くの国家が量的緩和策を実施しており、中国経済の基本面が期待されている。また、新たな指導層が経済の持続可能な成長を維持すると見られている。これらは、株式市場が活況を呈する要素になっている」と分析した。