これまでに、市場では新規株式公開(IPO)再開の時期が5、6月になると予想されていたが、中国のマクロ経済の不確実性や、新株発行体制改革の深化が急務であることなどが原因に、再開の時期が7月以降に後ずれすることになった。13日付中国証券報が伝えた。
第1四半期の中国のGDP成長率が予想を下回り、4月の経済データからも景気回復の原動力が不足している。関係部門が今後数カ月の経済データを見極めた後、IPO再開の時期を判断することになっている。市場では、新株発行体制改革の深化がIPO再開よりも早急に取り組むべき重要課題であると認識されており、「新株発行システム改革案完成前の大規模なIPO再開の可能性は小さい」というのは大方の見方である。
「中国証券報」より 2013年5月13日