「高原地帯を歩いて空を眺め、連山の峰々が目の前に現れ、すばらしい景観だ。雁洗湖は暖かい薄霧に包まれ、峰の上の雪蓮花が笑顔で冷たい氷雪を迎えている」。これはチベットを描いた詩句である。
うららかな春の三月に、山東省淄博市淄川区の写真家協会が催した「オーシャン撮影カップ」淄川区第20回写真芸術作品展が期限どおりに催された。そのうち、1組のチベット風の写真作品は劉洪さんが撮ったものである。淄川区写真家協会主席である劉さんは、自費で写真展を催すことを堅持してすでにまる20年になり、前半生のほとんどの心血と精力を写真撮影に注ぎ込んできたこの写真家が写真展で述べたひと言は、私を大いに感動させるものがあった。彼は、「私は生あるかぎり、きっとこの写真展の開催をつづけ、これは写真家としての私の一生の理想と信念です」と語った。
20年も続けることは易しいことではなく、これは簡単な数字の累計ではなく、写真家の数え切れない旅行の足跡を記録し、写真家として写真芸術とこの事業に対していかに執着し忠実であるのかを示すものである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月14日