中国建設機械大手の中聯重科(ズームライオン)は27日、販売データ不正疑惑報道を受け、A株とH株の売買をともに停止した。中国証券報記者は中聯重科に電話で問い合わせたが、回答は得られなかった。中聯重科は27日夜、関連データの確認を行っており、28日も株式の売買を停止すると発表した。28日付中国証券報が伝えた。
メディアの報道で不正疑惑が指摘された場合、上場企業が株式売買を停止すると同時に調査を行い、翌日に事実関係を公表し、売買を再開するのが一般的である。アナリストは「今回の中聯重科の販売データ不正疑惑が多数の地域に関わるため、内容を精査するには時間がかかるだろう」と話す。
「中国証券報」より 2013年5月28日