中国外匯(外国為替)交易センターの発表によると、27日の人民元対米ドルレート基準値は6.1811で、前の取引日からさらに56ベーシスポイント上昇した。5月に入ってから、人民元対米ドルレート基準値が為替改革実施以来の最高を更新したのはこれが6回目となる。28日付中国証券報が伝えた。
年初から現在までのところ、人民元対米ドルレート基準値は累計計で1.70%上昇しており、すでに2012年の年間上昇幅を上回った。アナリストは、「現在の中国の経済ファンダメンタルズからは、人民元高の傾向が長く続可能性は小さい。為替レート変動幅をさらに拡大し、人民元の急上昇圧力を緩和することが迫られている」と指摘している。
「中国証券報」より 2013年5月28日