中国商務部副部長兼国際貿易談判代表(国際貿易交渉代表)の鐘山氏は現地時間5月27日、ブリュッセルで欧州委員会通商担当委員のカレル・ドゥグヒュト氏と会談し、中国と欧州間の太陽光発電パネルおよび通信機器をめぐる貿易摩擦について協議した。28日付中国証券報が伝えた。
欧州連合(EU)はかねてから、中国の太陽光発電パネルと通信機器の価格設定が低すぎるとの見方を示しており、中国のパネル製造業者に対し、暫定的に平均47%の反ダンピング(不当廉売)課税を課すことを検討している。EU加盟国は24日、この方針について投票を行い、投票結果は6月6日に発表される予定である。同方針が合意にいたれば、EUの正式な法律となり、EU史上最大規模の輸入品への懲罰的関税徴収措置となる。