清華大学経済管理学院の中国・世界経済研究センター主任、元中国人民銀行(中央銀行)通貨政策委員会委員の李稲葵氏は先般、中国証券報の独占取材に応えた際、中国金融分野改革の突破口は商業銀行の貸付資産証券化改革であるとの見解を示した。6日付中国証券報が伝えた。
李稲葵氏はその際、貸付資産証券化改革は債券市場の発展に有利であるとした。また、「これは、人々の投資ルートを広げると同時に、銀行と資本市場全体の圧力の軽減にも寄与し、最終的に金融構造の転換にもつながる」と述べた。さらに、「金利の市場化改革を並行して行い、預金・貸付金利の変動幅を拡大することも必要である」と指摘した。
「中国証券報」より 2013年6月6日