中華人民共和国審計署がこのほど発表した、36の地方政府本級政府性債務の監査結果によると、2012年末時点で36の地方政府本級政府性債務残高は3兆8475億8100万元に達し、2010年比で12.94%増(4409億8100万元増)になった。13日付中国証券報が伝えた。
審計署財政審計司の関係者は、「地方政府性債務管理には現在、債務規模の急速な拡大、一部地域・業界の債務リスクの深刻化、一部地方の信託、BT(建設―譲渡)、規定に違反した資金集めなどによる変則的な資金調達が目立っている。地方政府融資プラットフォーム会社の出口管理が徹底しておらず、一部の地方には規定に違反した担保・融資、資金用途の変更、資金の放置といった問題がある」と指摘した。
「中国証券報」より 2013年6月13日